8月3日 2025シーズン新蜜発売開始。春の余韻を、蜜の香りとともに。はちみつを見る

“本物”の純粋はちみつを見分ける5ポイント

国産の生はちみつ3サイズ

—はじめてでも失敗しない、ラベルと風味のチェック術—

「健康のために良いはちみつを選びたいけれど、種類が多くて迷う…」という方へ。原材料表示・結晶・価格の目安・香りと後味・つくり手の透明性の5項目を順にチェックすれば、初めてでも“本物の純粋はちみつ”にたどり着けます。


目次

まず整理:はちみつの種類(用語の違い)

  • 純粋はちみつ:ミツバチが集めた蜜を巣で熟成させた天然のはちみつ。
  • 生はちみつ:非加熱・最小限の濾過で、香りや酵素をできるだけ保ったはちみつ。
  • 加糖はちみつ:水あめ・果糖・砂糖などを加えたもの。
  • 精製はちみつ:色や香り等を除去した加工原料。
    ※“生はちみつ”は品質管理(温度・濾過基準)にこだわったカテゴリとして理解してください。

ポイント1|ラベルの「原材料表示」を確認

原材料欄が**「はちみつ」だけ**かを最初にチェック。

  • 望ましい例:原材料「はちみつ(国産)」、採蜜時期や蜜源の記載あり
  • 注意サイン:果糖/水あめ/ぶどう糖果糖液糖/香料などの追記、「加糖」「精製」の表記
  • 表示や情報量は“出自の透明性”の指標。迷ったらここから判断しましょう。

ポイント2|結晶化の有無を見る(自然現象)

白く濁る・粒が出る“結晶化”は純粋はちみつで起きやすい自然現象。品質劣化ではありません。

  • 容器底に白い結晶=本物サインの一つ
  • 低温で進みやすい(冷蔵はNG)
  • 例外:アカシアなどは糖組成の関係で結晶化しにくいので、液状だからといって偽物とは限りません。
結晶化した純粋はちみつの底部|自然現象の白い粒

ポイント3|価格の“目安感”を持つ

はちみつの生産には、ミツバチの飼育から採蜜、商品管理にいたるまで多くの手間がかかるため、極端に安い価格は要注意

  • 一例:500gで2,500〜3,000円前後は“純粋”の一般的なレンジ、生はちみつは管理コスト分だけ高価になる(例:5,000〜6,000円/500g)。
  • 産地・季節・蜜源・瓶サイズなどで変動します。あくまで参考の目安としてご利用ください。

ポイント4|香りと後味を確かめる

試せる環境なら香りと余韻を。花由来の自然な芳香と、口に残る澄んだ後味は良質のサイン。香料的に強すぎる香りや、甘さだけが立つ単調な後味は見直しポイント。
※早春の桜などは強い華やかさがあるので、強い=注意ということではない。

ハニーディッパーで瓶からはちみつをすくう

ポイント5|つくり手の情報と購入先の信頼性

これが一番の選び方の肝になります。ホームページやSNSといったweb媒体が一般的になった昨今、生産者のこだわりを情報として得やすくなりました。

  • 養蜂場所在地・採蜜時期・蜜源植物の明記
  • 非加熱・無添加などの品質基準の説明
  • 直販や専門店、試食できる売場だとより安心
    初回は小瓶でテイスティングし、自分の定番を見つけるのがおすすめです。
はちみつ 完熟 ミツバチ

まとめ

ラベル → 結晶 → 価格 → 香り → つくり手の順で見れば、初めてでも“本物”に近づけます。まずは小瓶から、生活の中で用途に合う一本を見つけましょう。


本記事は、養蜂家の見解や業界の品質基準に基づいて作成されています。はちみつ選びの参考としてお役立てください。

国産の生はちみつ3サイズ

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