日本養蜂はちみつ協会
全日本はちみつ協同組合
によって、「みつ(3)ばち(8)」という、
語呂合わせから3月8日をみつばちの日として、
定められました。
美味しいはちみつを、
生産・流通できることは、
もちろんのことながら、
ミツバチは授粉媒体としても大活躍しています。
「ミツバチが絶滅したら4年後には人類も滅びているだろう」
アインシュタイン
「世界の食糧の9割をまかなう100種類の作物のうち、
国連環境計画報告書(2011年)
70種以上はミツバチが受粉を媒介している」
もし、ミツバチがいなくなると、
実に7割もの作物が、世界から消え、
人類は飢餓によって絶滅するかもしれない。
わたしたちは、
美味しいはちみつをご提供するために、
そして、日本の美しい自然と寄り添うために、
まずは、ミツバチたちが元気に暮らせるよう、
日々、養蜂場へ赴きミツバチたちのお世話をしています。
5月20日 世界ミツバチの日
国連の食糧農業機関(FAO)と欧州連合(EU)によって、
「World Bee Day」(世界ミツバチの日)が、
2017年に定められました。
何世紀にもわたり、ミツバチたちは、
地球上で、最も勤勉に働く生き物の一つとして、
環境、花々、草木、そして人々、
自然界に大きな貢献をしてきました。
ミツバチをはじめとする、花粉を媒介する生き物は、
花々を飛び回り、花粉を運ぶことで、
農作物はもちろん、自然界のさまざまな、
植物を受粉させて、地球上の生命を、維持しています。
ミツバチのような花粉を媒介する生き物を、
「ポリネーター(花粉媒介者)」といいます。
ミツバチの他にも、蜂の仲間、チョウや蛾、甲虫類、
コウモリや、ハチドリなど、多種多様なポリネーターが存在します。
人々は、ポリネーターの働きによって、
多くの食料を、得ることができています。
また、農業や、自然界の保全の面においても、
ポリネーターが重要な役割を担っています。
スロベニアで開かれた会議の中で、
国連の食糧農業機関(FAO)は、
「花粉を運ぶ生き物無しに、食糧の安全保障はあり得ない」
と言いました。
しかし、農薬、殺虫剤、都市開発、自然環境の変化の影響から、
ミツバチたちが大量に死滅する、
「蜂群崩壊症候群」という現象が起きているのが現実です。
国連では、ミツバチやチョウなど、
無脊椎のポリネーターの40%が、
「世界で絶滅の危機にひんしている」
と警鐘を鳴らしています。
ミツバチなどのポリネーター(花粉媒介者)の重要性や、
ポリネーターが直面している課題の意識を高めるために、
5月20日が「世界ミツバチの日」に定めました。